はちみつの力
糖度は80度以上、とにかく甘いはちみつ。しかし単なる甘味料や砂糖には無い力を持ってます
はちみつ=健康食品というイメージがあるように、はちみつには様々な栄養素が含まれています。ビタミンやミネラル、さらには抗酸化作用をもつポリフェノールも。
ただ、このビタミンやミネラルは量自体はそんなに多くありません。なんてったって糖度80度ですから、はちみつの主成分はほぼ糖質です。
それでもはちみつがスーパーフードといわれる理由、それはその栄養素のかたちと種類の多さにあります!
はちみつに含まれるビタミンは92%が活性型
様々な食品にふくまれ、重要な栄養素でもあるビタミン。実は天然型と活性型の2種類あります。
言葉の通り、天然型は自然界で存在する状態。これが活性型になることで、細胞がビタミンを使えるようになります。食品中に含まれるビタミン同士が作用したり、体内での酵素反応によって天然型から活性型へと変化していきます。
はちみつにもいろんなビタミンが含まれてます。特にビタミンB1やB2、葉酸といったビタミンB群。動脈硬化や身近なところでは口内炎に効果があるという地味に嬉しいビタミンたちです。
あとは美肌効果があるナイアシンも入っております。
そしてはちみつの凄いところは、含んでいるビタミンの92%が“活性型”として存在している点です。
そのため細胞は効率よくビタミンを利用できます。おそらくビタミンの供給源である花蜜や花粉をミツバチが体内酵素で分解する過程などで活性化されるのでは、と考えられます。
ちなみに国民栄養調査によると、ビタミンB1、B6は特に補給したい栄養素との結果もでてるそーです。
バラエティに富む栄養素
はちみつに含まれる栄養素はなんと150種類以上とも。
上で紹介したビタミン群だけでなく、
ケルセチンなどのフラボノイド、グルコースオキシターゼといった抗酸化物質
カリウム、カルシウム、鉄や亜鉛などの必須ミネラル類
糖分の分解過程で生成されるオリゴ糖
などなど
抗酸化作用は名前のとおり、酸化に抗ってくれる作用。老化や動脈硬化を引き起こす活性酸素の働きを抑制します(`・ω´・)ノ"
カリウムは高血圧予防になり、カルシウムにはイライラを抑える作用が。亜鉛は新陳代謝を活発にするのでこれまた美肌効果があります。
オリゴ糖は消化吸収されにくく、大腸まで届くのでビフィズス菌の栄養源に。
しかし、こういった栄養素には加熱で損耗してしまうものも多いので注意が必要です。
そして市販されているはちみつは実はほとんどが加熱されたはちみつ。加熱されると特有の香りも飛んでいってしまいます( ´ー`)
そこで「京太のはちみつ」は非加熱で販売することで、ニホンミツバチのはちみつの栄養も香りもしっかりがっつりお届けします。
含まれる糖質もひと味違う
はちみつの主成分である糖質、この成分状態も実ははちみつの特徴です。
砂糖はショ糖(グルコース)が主な糖質であるのに対して、はちみつにはショ糖が分解された果糖とブドウ糖という2つの糖質が存在しています。
特にはちみつにはフルクトース含有量が割合的に多いという特徴があり、フルクトースは甘さが強く、疲労回復や酔い覚めが早いなどの生理作用も持ちます。
はちみつを生産するとき、ミツバチたちは自身がもつ酵素によって花の蜜に含まれるショ糖を分解し、はちみつとして蓄えてるんです。(詳しくはブログへ!)
では分解されてると何がいいのか?
単純に人間にとっても吸収しやすくなります!
結局ショ糖を吸収するとき、人間も果糖とブドウ糖に分解する必要があります。でもはちみつではもう分解済みなので、吸収速度がはやい。
ブドウ糖は脳の栄養ともいわれますよね。基本的に糖分はエネルギーになってくれるので、はちみつによって優れたエネルギー補給が可能になるわけです。またはちみつはショ糖やブドウ糖にくらべ食後の血糖値の上昇が緩やかなので糖尿病予防にもいいとか*。
受験勉強のときチョコレートを食べるといいってよく聞きましたが、このはちみつを常備していればさらに“上”へいけることでしょう
*Plasma glucose responses to glucose, sucrose, and honey in patients with diabetes mellitus: an analysis of glycaemic and peak incremental indices